2010年7月7日水曜日

カントリーミュージック

 ロカビリーの母が黒人のリズム&ブルースだとしたら、父はカントリーミュージックだ。50年代は日本ではウェスタンと呼ばれていて、小坂一也はちょっとした人気者だった。当時のウェスタンはハンク・ウイリアムズとカウボーイソングと西部劇の主題歌のことだったと言ってもいいほど。

カントリーミュージックは英仏からの移民と共にアメリカ大陸に伝わったわけで、ルーツは民謡である。演奏者の個性、スタイル、地域性、メインの楽器などの違いで多様性が生まれた。ケンタッキーではビル・モンローのブルーグラス、テキサスではボブ・ウイルスのウェスタンスウィング、ルイジアナではケイジャン、メキシコ国境近くではテックスメックス、テネシーではナッシュビルのカントリーミュージック、ハリウッドではロイ・ロジャースなど歌うカウボーイといった具合。なかでもジミー・ロジャースとハンク・ウイリアムスは今でも大きな影響を与え続けている。

ビルボード誌などはポップチャートとカントリーチャートを分けて統計をとっているが、両方のチャートに名前をたびたび出している人には、ジム・リーブスとジョニー・キャッシュ、マーティ・ロビンス、ジョニー・ホートンら、近年ではウィリー・ネルソンやエミールー・ハリスらがいる。もっと最近では、ノラ・ジョーンズもその一人だろう。テキサス大学在学中には、ウィリー・ネルソンやドリー・パートンをたっぷり聞き込んでいたという。(ウィリーとノラのデュエット、ローンスターは最高!!)

チャートの歴史から観ると、50年代はロカビリーブーム、60年代はナッシュビルサウンドとカントリーロック、そして70年代以降も映画「アーバンカウボーイ」をきっかけとするプチブーム、21世紀に入ってからはヒップホップとラップに占拠された感のあるチャートにカントリー歌手のアルバムがしっかりとどまっている。それとカントリーの人気歌手は女優に見初められやすいようで、ジュリア・ロバーツはライル・ラベッツと、レニー・ゼルウィガーはケニー・チェズニー(どちらも離婚済みですが)、最近はニコール・キッドマンとキース・アーバンが結婚している。さらに映画でも「コールドマウンテン」「ブローバック・マウンテン」「ウォーク・ザ・ライン」とカントリーミュージックをフューチャーした作品が成功している。

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