エルビス、パット・プーン、リッキー・ネルソンのデビュー曲は、いずれも黒人のリズム&ブルースシンガーの作品が原曲だった。エルビスはアーサー・クルダップの「ザッツオールライト・ママ」、パット・プーンはファッツ・ドミノの「エイント・ザット・ァ・シェイム」、リッキー・ネルソンは同じくドミノの「アイム・ウォーキン」でデビュー。
黒人に対しては人種差別という問題があった米国で、黒人歌手たちが若者の間で人気者になっていった事実は、数年後に始まる黒人解放運動にもなんらかの影響を与えたに違いない。エルビスも、ディランも、レノンも、クラプトンも、黒人は優越意識を味わうための差別の相手ではなかった。彼らは間違いなく黒人のブルースシンガーたちをリスペクトした。
50 年代後期から60年代初頭にかけて、とくに人気のあった黒人ロッカーは、チャック・ベリー(ジョニーBグッドを演奏したことのないロックバンドが果たしてあるのだろうか、ライブでもこれをやるとバッと盛り上がる)、ファッツ・ドミノ(ニューオーリンズで健在、最近、すばらしい新譜をリリース)、ロイド・プライス(スタッガ・リーでナンバーワン)。そしてビッグヒットを連発したドリフターズとコースターズ、プラターズ。
ほかにもうっとりするようなドゥワップコーラスグループがたくさん活躍した。

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